「リフウェルって、最近伸びている会社なの?」
ネットワークビジネス(MLM)には、SNSで頻繁に名前を見る会社と、売上ランキングでは伸びているのにSNS上ではあまり見かけない会社があります。リフウェル(Lifewell)は、後者に近い会社です。
Threadsではクオリア、フォーエバーリビング、アムウェイ、ニュースキンなどの話が目立ちます。一方、リフウェルはそれらほどSNS上で大量の勧誘を見かける印象がありません。
ところが業界資料を追うと、リフウェルは2019年6月期に前期の約6倍となる5億9300万円、2020年6月期には8億9200万円まで売上を伸ばし、2025年の業界ランキングでも「2桁増収した企業」の一つとして名前が挙がっています。
この記事では、リフウェルがいつ伸びたのか、なぜSNSで目立たないのに売上が伸びるのか、報酬プランはどうなっているのか、そして最も重要な「会社の売上が伸びている=会員も稼げているのか」を分けて検証します。
- リフウェルがいつからMLM事業を行っているのか
- 2019年以降の売上推移
- リアル・Zoomを使った組織拡大
- 公開情報で確認できる報酬プラン
- 会社売上と会員個人の最終利益の違い
リフウェルはいつ伸びた?売上推移を時系列で確認

リフウェルについて最初に整理したいのは、「ここ1年だけ急に伸びた会社なのか」という点です。公開情報を見る限り、大きな成長は最近だけではありません。
MLM事業の開始は2013年8月
日本流通産業新聞の2020年の記事では、リフウェルは2013年8月にネットワークビジネス事業を開始したとされています。商材は健康食品や化粧品です。2025年、2026年になって突然登場した会社ではありません。
2019年6月期に約6倍の5億9300万円へ
大きな転換点として確認できるのが2019年6月期です。売上高は前期の約6倍となる5億9300万円。2017年に投入したヒト幹細胞培養液を配合したサプリメント「カラダリケア」のヒットが成長要因として紹介されています。
2020年6月期は8億9200万円まで増加
2020年6月期は8億9200万円、前期比50.4%増。コロナ禍でリアルセミナーが止まった時期があったものの、Zoomを使ったオンラインセミナーへ切り替え、新規登録が回復したと当時の社長インタビューで説明されています。
2020年9月時点ではアクティブ会員が5000人を超え、同年5月以降は月400人以上が新規登録した時期もあったと報じられています。
2021年6月期は約9億円規模を維持
2021年7月のインタビューでは、2021年6月期の売上高は約9億円、前期比約3%増となる見通しが示されていました。2019~2020年ほどの急拡大ではありませんが、高い売上水準を維持していたことが分かります。
2025年も「2桁増収した企業」として名前が出ている
日本流通産業新聞が2026年1月に公表した2025年のネットワークビジネス売上高ランキングでは、業界全体が実質1.9%のマイナス成長となる中、リフウェルは「2桁で増収した」中堅企業の一つとして挙げられています。
ただし、公開記事だけでは2025年のリフウェルの具体的な売上高や増収率までは確認できません。「2桁増収」と、具体的な金額が公開されていることは分けて扱います。
リフウェルは「2025年だけ突然伸びた会社」というより、2019年前後に一度大きな成長局面があり、その後も一定規模を維持し、2025年に再び2桁増収企業として名前が出ている会社、と見る方が公開情報に合っています。
SNSであまり見ないのに、なぜリフウェルは伸びている?

ThreadsやInstagramを中心にMLMを見ていると、「売上が伸びているなら、もっとSNSで勧誘を見かけてもよさそう」と感じます。しかし、MLMの組織拡大はSNSだけで行われるわけではありません。
コロナ前はリアルセミナーが重要だった
2020年の社長インタビューでは、コロナ禍でリアルセミナーを開催できなくなった2020年2~4月に新規登録が一時停滞したと説明されています。これは、当時のリフウェルで対面の説明・紹介活動が重要だったことを示す材料になります。
2020年5月以降はZoomを使ったオンラインセミナーへ
その後はZoomを活用したオンラインセミナーを週1回程度開催し、新規登録が回復したとされています。つまり、SNSへ不特定多数に投稿する形だけでなく、既存会員からの紹介→説明会→登録という流れでも組織は拡大できます。
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「SNSで見ない=活動していない」ではない
Threadsで同じ会社名を何度も見れば、その会社が急拡大しているように感じます。しかしSNSでの露出量は、会社全体の会員数や売上を直接示す統計ではありません。
リアルの人間関係、地域のセミナー、既存会員の紹介、Zoom説明会などを中心に活動している組織は、SNSだけを見ていると実態が見えにくくなります。
①SNSで見かける回数 ②会社の売上 ③個々の会員の利益。この3つは別の数字です。SNSで目立つから売上が大きいとも、会社が伸びているから会員が黒字とも限りません。
リフウェルの報酬プランはどんな仕組み?
リフウェルの報酬制度について、2020年の日本流通産業新聞の記事では、「ステアステップ」「ユニレベル」「パスアップ」という3つの名称が企業データとして掲載されています。
実績や段階に応じて資格・報酬率などが変わる考え方。
紹介組織を階層として捉え、条件に応じて組織実績から報酬を計算する方式。
一定条件に応じて上位側へ報酬計算が移る仕組みに使われる名称。
ただし、ここは重要です。これは2020年時点で確認できる公開情報であり、2026年現在の細かな報酬率、資格条件、購入条件まで同じだとは断定しません。参加を検討する場合は、紹介者の口頭説明だけでなく、最新の概要書面や契約資料で確認する必要があります。
報酬名より先に「何にいくら払うか」を確認する
| 確認項目 | 見る数字 |
|---|---|
| 登録時 | 最初に必要な商品代・登録費など |
| 毎月 | 継続購入や資格維持条件の有無と金額 |
| 報酬 | 実際に受け取った金額 |
| 活動 | 交通費・会場費・イベント費・通信費 |
| 時間 | 説明会・勧誘・フォローに使った時間 |
会社の売上が伸びているリフウェルなら会員も稼げている?

この記事で一番分けて考えたいのがここです。会社の売上が増えていることと、参加した会員一人ひとりの利益が増えていることは同じではありません。
会社売上は、会社全体で商品がどれだけ販売されたかを見る数字です。一方、会員個人が「稼げたか」を判断するには、受け取った報酬だけでなく、自分が支払った商品代や活動費まで差し引く必要があります。
- 商品購入 - 登録・維持費 - 交通費 - セミナー・イベント費 - その他活動費
= 最終利益
売上が伸びれば報酬原資が増える可能性はある
会社の売上が増えること自体は、事業が動いていることを示す重要な数字です。商品販売や会員活動が拡大すれば、報酬制度を通じて一部の会員が受け取る報酬も増える可能性があります。
しかし、それだけでは「平均的な会員が黒字」「新規参加者が稼ぎやすい」とまでは言えません。利益を判断するには、会員別の収入分布や費用、活動時間など別のデータが必要です。
退会率や会員の平均利益は公開情報だけでは分からない
今回確認した公開資料では、リフウェルについて、全会員の退会率、報酬取得者割合、会員の中央値収入、経費差し引き後の黒字会員割合まで示した資料は確認できませんでした。
この部分が分からない以上、「会社が2桁増収しているから会員も稼げている」と結論づけることも、「会員は稼げていない」と逆方向に決めつけることもできません。
参加を考える人にとって重要なのは、売上ランキングの順位そのものより、①毎月いくら必要か、②何人紹介すれば条件を満たすのか、③実際に受け取れる報酬はいくらか、④活動費を引いた後にいくら残るか、です。
リフウェルの勧誘で法律上確認したいポイント
リフウェルに限らず、金銭的な負担を伴い、紹介などによる特定利益を得られるとして参加を勧める連鎖販売取引には、特定商取引法のルールがあります。
勧誘前に会社名・勧誘目的・商品種類を伝える
特定商取引法ガイドでは、連鎖販売取引の勧誘に先立ち、統括者等の名称、特定負担を伴う契約について勧誘する目的であること、商品または役務の種類を明らかにする必要があると説明されています。
そのため、「健康の話を聞こう」「すごい人を紹介したい」「Zoomで面白い話がある」とだけ伝え、実際にはMLMへの参加を勧める目的だった場合は、最初に何を伝えていたかを確認する必要があります。
商品の効果や収入を大きく見せすぎていないか
商品説明では、健康食品や化粧品について、医薬品のような効果を断定する表現をしていないかも確認が必要です。また収入についても、一部の成功例だけを示して「誰でも同じように稼げる」と受け取らせる説明は避けるべきです。
- 最初に誘われたLINE・DM
- 会社名を伝えられたタイミング
- Zoomや説明会で使われた資料
- 商品・費用・報酬についての説明
- 契約前に渡された概要書面
- 実際の商品購入額と報酬明細
Threadsで目にすることが多いMLMとの違いも確認
リフウェルの特徴を考えるとき、SNSでよく見かける会社と比較すると分かりやすくなります。ただし、ここで「どの会社が良い・悪い」という順位付けをするのではなく、勧誘経路や確認すべき数字が会社ごとに違うという視点で見ます。
当サイトでは、実際にThreadsで20人以上から勧誘されたクオリア、買い込み情報を検証したフォーエバーリビング、リアルな鍋会・スポーツからの勧誘が話題になりやすいアムウェイ、SNSからZoomへ進んだ勧誘体験を扱ったニュースキンなども個別に検証しています。




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リフウェルを検討するときに確認したい7項目
| 確認 | 質問 |
|---|---|
| 1 | 会社名とMLMの勧誘であることを最初に聞いたか |
| 2 | 最初に必要な費用はいくらか |
| 3 | 毎月の商品購入・資格維持条件はあるか |
| 4 | 報酬を受け取るために必要な条件は何か |
| 5 | 紹介人数ではなく、自分の最終利益はいくらになるか |
| 6 | 解約・返品・クーリングオフの条件を確認したか |
| 7 | その場で決めず、概要書面を持ち帰って確認したか |
まとめ|リフウェルは伸びているが「会員も稼げる」とは別に確認する
リフウェルは2013年にMLM事業を開始し、2019年6月期には売上高5億9300万円、2020年6月期には8億9200万円まで伸びました。2021年も約9億円規模を維持し、2025年の業界ランキングでは2桁増収した中堅企業の一つとして名前が挙げられています。
また、過去の会社側インタビューを見ると、成長の背景にはヒット商品だけでなく、リアルセミナー、既存会員による紹介、Zoomを使ったオンライン説明会などがありました。SNSで会社名をあまり見ないことだけを理由に、活動が少ないとは判断できません。
一方で、会社売上が伸びていることから、会員一人ひとりの利益まで推測することはできません。今回確認した公開情報では、全会員の退会率、報酬取得率、中央値収入、経費差し引き後の黒字率までは確認できませんでした。
だからこそ、リフウェルに限らずMLMを判断するときは、会社の売上や成功者の報酬だけではなく、自分が支払う商品代・活動費・時間まで含めた最終利益を見ることが重要です。
最後に見るのは「自分の手元にいくら残るか」
参考資料
- 日本流通産業新聞「リフウェル/19年の売上高は6倍に」
- 日本流通産業新聞「コロナ禍でも5割増収を達成」
- 日本流通産業新聞「6月期売上は9億円の見通しに」
- 日本流通産業新聞オンライン「ネットワークビジネス主宰企業 2025年売上高ランキング」
- 特定商取引法ガイド「連鎖販売取引」
※売上・会員数・報酬制度に関する過去資料は、その記事が取材・公表された時点の情報です。現在の制度と同一とは限りません。


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